でもどり

自宅の布団の中でゴロゴロしながら、天から黒タイツはいた美少女が降ってこねえかなあとか妄想してたら、Cメールが届きました。
知らない番号なので何かと思ったら近所のauショップで、こないだ修理に出したSHL21が戻ってきました、との事。
思ったより早かった! auはできる子! と喜び勇んで行ってきました。
これで借りてる糞ARROWSともおさらばと思うと、足取りも実に軽やかだったんです。


店に到着して番号札を取ろうとしたらね、まあこれまたストライクにふとましい感じの綺麗なお姉さんがですね、すぐにこちらにどうぞとか言うわけですよ。
でもコミュ障だからキョドっちゃいましてね、あ、え、修理、その、受付して欲しいんですけど、あ、返却のほうです、あ、修理終わったってやつです、とかもう日本語になってないんですよ。
フラグ折れた。


さてね、フヒヒサーセンとか言いながら椅子に座って、修理票を見せてもらったんですが、なんということでしょう。
ご指摘の不具合は再現しませんでした、とか書いてあるんですよ。
もう落胆したね、本当に検査したのかと疑いたくなった。
ラーメン屋で、おやじ! ラーメンにハエが入ってたよ! って突き返したら、ハエだけとってハエいませんでしたよとか言ってそのまままた出してきた、みたいなもんじゃないですかこれじゃ。
でも憤りつつ続きを読んだら、念のため基板交換して動作チェックしました、とか書いてあるの。
基板交換ですよ、もうこれ中身は新品同様じゃないですか、やるじゃんシャープ!
ハエとっただけどころか、作り直した上にチャーシュー1枚増えてたくらいのありがたみですよ。


やれやれと胸をなで下ろして、いよいよ目の前で私の新生スマホにSIMが入れられ、電源ONですよ。
心のペガサスが、これが俺のニュークロスか! みたいに叫んでたんですけど、まあ20秒くらいしかもちませんでしたよね。
なんかね、LTEが全然入らないっていうから修理に出したんですよ。
ロック画面の上に出てる電波マークには、明らかに3Gとか書いてあるんですよ。
おいおいおい、直ってねーじゃん!
チャーシューは増えたけど、またハエが入ってたみたいなもんですよ、どうかしてる。


念のため店内の同型ホットモックを見たらLTEって出てるので、ショップ内にLTEの電波は来てるし、目の前のスマホも本来の性能ならその電波を我が手に掴めるハズなんですよ。
設定も店員さんと一緒に確認したんですが、特におかしなところはない。
でもLTE入ってない。
本当に基盤交換したのか限りなく怪しくなってきた、やっぱこれハエとったふりしてそのまままた出してきたんじゃないかと。


5秒くらい、このまま次の機種変まで糞高いLTE料金で3Gに甘んじるか、もう1回修理に出してまたしばらくARROWS被害者の会に再入会するかで悩んだんですが、結局後者を取りました。
カウンターに頭をこすりつけて、もっかいおやじに文句言わせて下さいって言ったら、まあ店員さんも気の毒そうな顔してわかりましたと。
前回は、電波の入りが悪い、程度の記述で修理に出されてたみたいなんですが、今回はより詳細に、同型機種でLTEを掴んでる場所でセブンセンシズに目覚めない的な事を書いてもらってリジェクト。


とぼとぼ家に帰って、だるいスマホの環境構築をし直すのでした。