自制

上姉に芝公園でやってるオクトーバーフェスト行こうって誘われてたんですけど。
仕事が忙しいので土曜日に飲んだりしたら確実に日曜もぶっ倒れてるよなーって思って、どうしようか悩んでたんですが、姪がドイツ民族衣装を着るとの事なので、撮影係に行ってきました。


神谷町から歩いて行こうとしたのですが、母に会場は神谷町のどこか聞いたら、駅から徒歩5分のところって返されました。
場所は? って聞いても調べてないとか。
それじゃたどり着けないじゃんって言ったら、適当に歩いてればなんとかなるでしょとのお答え。

そのいい加減さにびっくりしましたが、ふと思いました。


私みたいな世代はネットでなんでも調べられるから神経質なまでにあらかじめイベントのデータを収集しとかないと不安になりますが、母の世代はそんな便利な時代ではなかったわけで、野生の勘とかを働かせて本当になんとでもなってきたんだろう、と。
よく考えたら、私も携帯なんて無い頃は、友達とじゃあ13時くらいに神保町の改札ね、とか程度で約束して、何口の改札とか具体的に言わなくてもなんとなく合流できてたもんです。
今じゃ家に携帯を忘れただけでどこかに財布を落とした気分になるわけですから、人間として退化してしまったと思いました。


いい加減だなんて思った事を反省し、じゃあ母に任せようと思いました。
母は、駅についてる黄色い案内板をしばし眺めた後、やっぱり分からないわね、ネットで調べて、とか言い出しました。
やっぱり単にいい加減なだけでした。


ついてみると、朝から雨降ってましたけど逆にそれが良かったのか、ガラガラでした。
先についた姉がテント席の一番前をキープしてくれてました。
さっそくヴァイスビアを買ってきました。
そういえば財布にお金を入れるのを忘れていて、母のぶんをたてかえたら一瞬に財布が空になりました。
他にヴァイツェンとドゥンケルを飲んで、気がつけば1.1リットルのビールが腹にたまりました。
これはもう明日はだめだと思いました。


姪っ子は、まあ想像はしてましたが、せっかく用意したドイツ服を着るのを大変いやがり、姉が無理矢理着せてました。
隣のカップルが姪の衣装を見てかわいいーとか言ってるのを見て、誇らしげな気分になりましたが、よく考えたら自分の娘じゃないのに良い気分になった自分を恥じました。
いい感じに酔っ払って、サイズさえ合うなら私が着てもいいくらいの勢いでしたが、たぶん後で母に説教される事でしょう。


まあ2時間くらい飲んで離脱。
オクトーバーフェスト、毎回楽しいんだけど、やはりもう少し価格がリーズナブルならなあと思います。
300mlでも900円はしますからね。
純粋にドイツビールだけ楽しみたければ、その手の店舗に行くべきです。
私は、会場のドイツ民族衣装コスプレしたお姉さんたちを見て楽しめたのでまあいいや、です。
ほんとあの胸の谷間が強調された服を普通体型の人が着てるって素晴らしい。


そのまま姉夫婦はうちに来て泊まる事に。
母が浴衣を見せたら、今度は姪は大喜びして着てました。
夜は刺身をしこたま買い込んでごちそうでした。
私はもう既にお酒で気持ち悪かったので、ほんとにつきあい程度だけ飲んでさっさと寝ました。


月曜からまたデスマーチです。