ピーポー

午前中、具合がよくなくて横になってたら、祖母が呼びに来た。
まあまた父がなんかあったんだろうなと思って1階に降りていくと、案の定床に倒れてた。
父はパーキンソン病を患ってるので、基本的に自立歩行は難しく、でもたまになんかの拍子に立って数歩歩いて転ぶという、大変危険な事をするので目が離せないのだ。
でも実際は私も仕事があるわけだから忙しいし、目を離してる時間がほとんどなんだけど。


そんなわけで、いつも通り助け起こしたんだけど、なんかウーウー言うんですよ。
ウーウー言うのは、口の中につばが溜まってる時なのね。
とりあえず椅子まで引きずっていって座らせて、コップにつばを出させたら、口を開いて足が痛いという。


言う事がはっきりしないから、足のどのへんが痛いのかよく分からないんだけど、とにかく、ちょっとでも足を動かそうとするとえらく痛がる。
そのうち居眠りを始めたので、なんだ大したことないんじゃないのと思って、足をちょっと動かしてみたら痛いって叫んで飛び起きた。
本当に痛いんだ。


これは困った、骨が折れてたらどうしようという事で、出かけていた母が帰ってきたので相談。
整形外科に連れていくにしても、とにかく少しでも足を動かそうとすると痛がるので、ズボンも履けない状態なのです。
これは救急車をお願いするしかないのかね、とかいう話にだんだんなっていって、しかし足が痛い程度で呼んでいいものか悩む。
色々調べてみたら、東京都はこういう時に#7119にかけるととりあえず相談に乗ってくれるみたいなんだけど、うちの県はそういうのが無さそうだった。
仕方なく、母が近所の消防署に電話をしてみた。
なんか色々話してたけど、結局救急車が来ました。


救急隊員の人はさすがプロだね。
私がちょっとでもかつごうとすると痛がってた父だけど、救急隊員の人たちは手際よくかつぎあげて、救急車まで運んでいきました。
救急車の中でどこに搬送するか電話してるのを聞いてたんだけど、まあ断られてばかり。
これがよく新聞で見かけるたらいまわしってやつなんだね。
母が最近心臓が悪いらしくて、ちょっとでも異変を感じたらすぐ救急車呼びなさいって言われてるんだけど、本当に緊急時に呼んでもこれ間に合うかわからんね。


ようやく行き先が決まって、救急車が動き出す。
ちなみに、救急車は2人まで付き添えます。
反対車線とか走ったり、すごいよね緊急車両って。
あっという間に病院につきました。


さっそく救急外来にかつぎこまれていって、30分ほど廊下で待って、ようやく呼ばれた。
結論から言うと、レントゲン撮ったけど骨は折れてないし、なんか病院についたらたいして痛くなくなったらしい。
なんですかそれ。
救急車なんて呼んで本当にすごく申し訳なくなった。
万が一大腿骨が折れていたら結構な治療が必要になるらしいから、救急車を呼んだ判断そのものは正しかったみたいだけど、でも結局何もなかったわけだからやっぱり肩身が狭い。
おまけにのんきにいびきかいて寝てるんだよ。


病院の人が民間の患者搬送サービスのパンフレットをたくさんくれたけど、まあもうこれ普通に歩けるよねって事で、タクシーで帰宅。
ほんとお騒がせだったけど、何事もなくて良かったと前向きにとらえたい。
どっと疲れたけど、すぐに仕事にとりかかる気力も無く、母も気持ちは同じようで夜ご飯なんか買ってこいと言われたので、雨の中近所のスーパーへ。


そういや新しい眼鏡がもうできてるなと思い、まず眼鏡屋へ。
度数は実は前のより下がってるらしいんだけど、そのぶん乱視補正を強くしてあるらしい。
最初度数が下がったって言われて、えええって思ったけど、実際かけてみると、前のより文字とかがはっきり見える。
良かった良かった。


夜ご飯はパック寿司でした。
パックでもなんでもお寿司うめえ!