今日も今日とて病院のはずなんですけどね。
これはちょっと人生の岐路的に外せない用事があったので他のとこに行ってました。

帰りの電車がすごい混雑してていろんな意味で死にそうだったんですが。
なんか目の前に中川翔子みたいな顔した、まあ世間的にはかわいいおなごが立ってたんですよ。
私痴漢冤罪怖いですから両手あげつつぼんやり見てたんですけどね。
なんか立ったまま寝てるんですよ。顔やや下向きで。
リクスーだったから、きっと就活で疲れてるんだろうなあとか考えてたら。

半口開けた口元から一筋の汗が。

いや嘘はいけませんね。
早い話、よだれですよ、よだれ。
しょこたんみたいなのが目の前でリアルによだれ垂らして寝てるんですよ。立ったまま。

よくね。
スイカに塩かけておいしいとか言ってる方々いらっしゃるじゃないですか。
うちの祖父もそうだったんですが。
本来甘い物に、塩っぽいものをかけて、甘さをより引き立たせるって事なんだと思うんです。

今、目の前のがまさにそうなんですよ。
しょこたんに似てるかどうかは正直どうでもいいんですが、
かわいいであろう子が、なんか他人に見せてはいけないものを見せてる、
そういう非日常的な部分にいたく感動してしまいましてね。
もう白目の部分で必死に見てましたね。
あーあー垂れる! 落ちる! ていうか落ちた。
みたいな。

乗ってる電車、急行ですからね。なかなか駅止まりませんから。
しばらくチロチロ眺めつつ背徳感と好奇心の狭間をゆらいでたんです。

そしたら、そしたらですよ。

目の前にもう1人いたイケメンが、なんか腕をさりげなくしょこたんの胸部に押しつけてるんですよ。
いやしょこたんじゃないけど。そのおなごに。
混雑してますからね。そりゃ偶然当たる事もあるでしょうけど、明らかにそういうレベルを超えてるんですよ。
腕がかろやかに押したりひいたりしてるの。一定リズムで。

そのイケメンの顔見てやったら、なんかもう、眼球が全く動かないのね。
広告見てるふりしてるんだと思うんですけどね。
たぶん全神経が腕に集中してるんだろうね。
私、多少思い切ってにらみつけたんですけど、全然気がつかないんだもん。

これはもう確実に痴漢ですよ。
それでもボクはやってますよ。

私どうしようかと考えましてね。
しょこたんに偶然を装ってぶつかって目を覚まさせるか、
イケメンとしょこたんの間に偶然を装って割って入るか、
もうその場でいきなり脱糞でもして痴漢どころじゃなくすか。
ちっぽけだけど、私の胸にともったあれは確実に純粋な正義だった。

そしたらですね。
なんか急にしょこたん目を覚ましましてね。
口元をぬぐってですね。
自分の胸に腕を押し当ててるイケメンを見据えてですね。
一言。

「すいません。」

いや、いやいや、違うだろう。
文章で表現しますとね、すいませんやめてくださいのすいませんにも見えますけどね。
そんなんじゃないの。
しょこたんおじぎしてんの。おじぎですよ。
明らかにイケメンに謝罪してるんですよ。

一方、そのやりとりを目を丸くして見てた私はですね、
見事にしょこたんと目があって、すごい睨まれました。
なにこのクリーチャーみたいな感じで。
両手上に上げてなかったら、間違いなく私が痴漢認定された。
そのくらいの勢いだった。

もうね。
世の中、見た目社会ですよ。
イケメンが痴漢しても逆に謝罪される。
キモメンが脱糞を辞さないほど痴漢に対して憤っても、逆に痴漢扱いされかねない。
これは闘争です。格差闘争なんです。最初から勝ち負けの分かっている。

しかし、紳士としてはそれでも貫かなければいけない正義がある。
今度痴漢を目撃したら、絶対に痴漢をこらしめよう、そう誓った夜でした。

・・・とか思えればいいんでしょうが、怖いからもう女には関わりません。
満員電車で寝てるほうも悪い。
短いスカート履いて階段昇るな。

そうそう昨日日記に書いた佐賀ほのかなんですけどね。
近所の激安スーパーで買ってきて失敗したやつ。

親が一応2パック目をつまみ食いしたら、なんか普通だったらしいんです。
私も食べてみたら、確かに、まあちゃんといちごの味がします。
そんなに甘くは無いけど。
結局、ジャム計画は中止してそのまま食べました。

たぶん、昨日食べたパックとはロットが違っていたんじゃないかと睨んでます。
要するに、古いのと新しいのをまんべんなく混ぜて売ってる疑いが。
そんくらいしないと激安に出来ないんだろうけど、なんだかなあ。


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