格差

上姉が友達を家に呼ぶから、一緒にお話しようよとか言われてたのです。
友達というか厳密には会社関係の後輩みたいで、私と同じくらいの歳なんだそうです。
おなごですよ!
おなごと話せるならば・・・という事でwktkしてました。


ちなみに上姉って結婚して別のとこに住んでるのに、わざわざ実家に友達呼ぶのってどうなのよ、自分ちに呼べばいいと思うんだけど。
とか思ってたら、どうもお友達の方々は、うちにいるもう98歳になる祖母の話を聞きたいという事らしいのです。
それなら私いなくていいんじゃね? とか思いながらも、なんか下姉も来るというので参加する事に。


そしたら朝になって、なんか母が、あんたはちょっと顔出してあいさつするだけでいいんだからね!
とか言うんですよ。
うちってほんと異性に対して厳しいんだよね。
大学生だった頃、サークルの連絡網とかで女の子から家の電話にかかってきたとき、親が出たら取り次いでもらえず速攻切られてたからね。
んで、○○さんって人から今電話あったけど誰なの? 知らない人なんでしょ? とか決めつけるの。
よっぽど息子にへんな虫がつくのがいやだったんだろうね。
いつだったかヤフオクで落札した商品が送られてきた時、送り主が女性名だったもんだから、かなり詮索された事もあったわ。


そんな母が、こないだいきなり、あんたもいい年だし誰かいい人見つけて結婚とか言い出すのよ。
どの口がそんなこと言ってるわけとか思うよね。
ここまで箱入りに育てたんだから、嫁さんもどっかから親が用意しろよって思うよね。
あなたの息子は貴重な思春期の頃から厳密に女性から隔離されて育てられたため、立派な喪男に育ちました。孫は諦めて下さい。


まあそんなわけで、どうしたもんかなーって布団の中でもぞもぞしてたら、お昼過ぎくらいに姉のお友達が2人やってきた。
とりあえずおなかがすいたので、隠れてラーメンでも食べようと思い1階に降りていって、簡単にあいさつだけしたんだけど。
見たらなんかワインとか開けて酒盛り始めてるんですよ。
姉がせっかくだから一緒に飲もうよっていうから、ラーメンはやめて同席する事にしました。


結論から言うと、まあご友人の方々は私なんぞには全く興味無くて、結局一言も話さなかったし、ろくに目すら合わなかったね。
姉はりりしい顔つきなので、昔から弟はさぞかしイケメンなんだろうって噂が広がってたらしいんだけどね。
それが現実には、なんかバイオハザードに出てくるゾンビにベレッタ5発撃ち込んだようなクリーチャーがフヒヒサーセンとか言って出てきたら、まあ見なかったことにするわな。
仕方なく、私は隅っこで大人しくちびちびやったり、姪っ子の相手したりしてました。
これなら母の言うことを聞いてさっさと引っ込めば良かったなあとか思いつつ、結局夜まで酒盛りは続きました。
みんな大酒飲みなんで、肝臓にこたえたわ。


姉2人はリア充なのに、なんで私だけこんな非リアに育ったんだろうねえ。
夜はさっさと寝て枕を濡らしたのです。