アンニュイ

鬱って書くとなんか本当に病気っぽく見えるけど、ていうかまあ本当に病気だけど、
アンニュイって書くとなんかすごく文豪チックで、むしろ健康的に見えるからふしぎ!
私だけ?

とにかく、久々に雨だったから、なんかすごく気分が沈んでやる気ナッシング。
本当は今日来る親戚に会いたくなかったので、どこか避難がてら出かけようと思ってたんですけどね。
結局1日部屋にひきこもってました。
よく考えたらホワイトデーに外出とかありえないし。

ひきこもってたら母親がやってきて、あいさつだけでもしなさいっていうから、仕方なくあいさつだけしました。
「こんにちは。おひさしぶりです。どうぞごゆっくりなさっていってください。ではしつれいします。」
これ、ちゃんと立派にあいさつできてるよね?
世間話とか無駄口は一切なし!
だって大人の話に口出すなって子供の頃しつけられたもん。今でも守ってるだけだもん。
私は悪くないもん。痛くないもん。

お昼は親戚様がお越しくださったおかげで、てんやもののお寿司でした!
回転寿司じゃないにぎり寿司ですよ。
満足。
でもはたからみれば、広い居間で1人で黙々と雨音を聞きながらお寿司を食べる姿は大変シュールだと思った。

夜ご飯は大変きまずかった。

なんか、今日いらした親戚というか父の弟であらせられる叔父さんなんですけどね。
お一人お嬢様がいらっしゃるんですけど。
私は小さい頃にたぶん2回くらい顔見た程度で会話した事ないんで、どんな子か全然覚えてないんです。
でも私と同じ姓なので、女の子なのにかわいそう・・・とか子供心に同情した事はあったような気がする。
うちの姉たち? どうでもいいよあんなゴリラども。

まあとにかくそのお嬢様なんですが、これが本当にお嬢様らしくて。
前に聞いた話では、高校生にもなって魚の骨を自分でとれないとかそういうレベルなんですよ。ありえない。
きっと鉛筆をカッターで削るとか無理だろうし、りんごの皮も剥けない。
お風呂は牛乳風呂じゃなければ絶対ダメだし、チキンラーメンなんて口にするどころか目にした事もないはず。
まあ魚の骨以外はぶっちゃけ私の妄想ですけどね。

で、親いわく、そのお嬢様がなんか某大手スーツ屋に就職あそばしてたらしいとか言い出すんです。
そらきた。
たぶんね、あんなお嬢様ですら労働にいそしんでるのに、お前はなんてていたらくだって話になると思ったんですよ。
いやだなあと思って話を聞き続けたわけなんです。私に拒否権はない。

そしたら、そのお嬢様がどうも仕事をやめたらしいんですよ。

その時風が吹いた。

勤務時間が朝10時から夜7時くらいっていう、朝10時とかなめてんのかって程度だったみたいなんですが、
でもお嬢様だから夜道を歩かせるとかありえない、叔父さんが車で送り迎えしてたみたいなんですね。
しかし叔父さんも仕事があるわけで、だんだん面倒になってきたのでお嬢様は退職あそばされたらしい。
なんかもう世界が違う。人生の判断基準が根本的に異なる。
お嬢様なんだから、セバスチャンとか雇えばいいのにと内心思ったけど黙っといた。

話これで終わり。
いつもみたいな説教とか一切なし。
ていうか、これじゃ説教しようがないよね。
お嬢様って素晴らしい!

私はこれからお坊ちゃんキャラで行こうと思います。
いただいたケーキを食べながら、そう心に誓ったというか、開き直った夜でした。

そうそう、なんかお出ししようと思ってたイチゴを結局出さなかったらしいんで家族で食べたんです。
なんと、またもやあのあまおうですよ!
でも小粒で、まあ正直微妙でした。
でも1パック1000円だって。良い商売だね。


【DS】ハヤテのごとく! お嬢様プロデュース大作戦ボク色にそまれっ! お屋敷編