地層と断層と終局。
人間、何かしらこみあげるものがあると、海を見たくなる。 いや自分だけか? とにかく、ふと気がついたらどこどんと海辺に到着なわけである。 親子水入らずの親友のとこに乱入して、おおいに株を下げる。 これもまたたのしからずや。 それにしても海の家、あの独特のにおいはなんだ。 日焼け止めクリームという説もあるのだが、はっきりしたことは分からない。 甘くてなんかこう、幼少の記憶をぶちぶちとさぐられるようで嫌いだ。 でもいいにおい。 だから嫌い。 海風にあたりながら、地学助手となる。 大地のなりたちに学術的な考察をめぐらせながら、 人生はさながら異常巻きのオウム貝だ、などと頷く。 浸ってる場合じゃないだろうに。 でも少し気が晴れた。 海は広い。青い。 空も広い。青い。 しかもその先がまだある。 それでいいや。今日のところは。 そして、今年の夏、はじめて焼けた。 鼻の頭だけ。 おいおいピエロなお笑いだぜトナカイ! そして。 夜道を照らして感謝される時代でもなく。 最低な落書きを最低な落書きで上書きする時間が終わったのです。 えらそうな事を電波に垂れ流しておきながら、自分もまだまだ子供だった。 大人にはいつなれるのかしら。無理?